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概要:モデル理論アプローチによる
シミュレーションシステムの開発

 block diagram

1)作りたいシミュレーションシステムをオートマトンの結合体としてモデル化する(CAST言語で記述する)。

 あなたが作りたいシミュレーションシステムを,全体としてひとつのオートマトンとしてモデル化する.これをCAST言語で記述する。しかし,それは複数の要素オートマトンが結合したものである.まず小規模な結合体を作成し,中規模に結合し,さらに大規模なものを作っていく.重層的にモデル化することができる
 このサイトで言っているCAST言語とは,Computer Acceptable Set Theory(コンピュータが受け付けられる集合論)のことです.これは,高校レベルの数式をキーボードのキーだけで記述する言語です.

2)MTA-SDKでコンパイルするとシミュレーションを実行できる.

 あなたが作成したユーザモデル(.setファイル)を,システム開発環境MTA-SDKに含まれるsetcompilerでコンパイルすると,標準のオートマトン実行エンジン stdAutomatonEngine.p が付加され,シミュレーションシステム(拡張子は.p)ができあがる.そして実行される.ですから,エンジン作りに時間をかけることなく,モデル作りだけに注力できます.なお,事前に開発してある問題解決システム(Solver)をオートマトンに埋め込めるので,ちょっとした面白いものまで作れるはずです.

3)詳細

2017.03.27 教科書[第2版](2016.2)の出版に当たって,Simcast09がMTA-SDK(バージョン151110)に統合されました.詳細は「背景資料」セクションの「言語CASTでシミュレーション」  をご覧ください。